2009年5月13日水曜日

大きな歯

帰国してからしばらくして、突然奥歯のあたりが痛みだしました。

そこは親知らずのあるところで、以前からいつかは抜かなければならない日が訪れるところでした。

どうやらついにそれが頭を出してきて、炎症を起こしていたようです。

歯医者で抜こうと思ったら、

「まず炎症を抑えて、痛みがなくなってからでないと手術できない」と言われ、


「手術を希望するときに事前に電話で予約をしてくださいね」と歯科助手がほほ笑むから


手術の予約をしようとしたらGWのお陰で診療が休みになり、一週間ものびてしまい、


土曜日に予約しようとしたら次の日が日曜だと、
もしもなんかあった時に対応できないからダメだと断られ、


月曜日に予約しようとしたら月曜は混んでいるからだめだと言われ、


じゃあ、最初からダメな日を教えとけよ!!と腹が立ちました。


仕方ないから火曜日に、と言ったけれども、

来月から外国に行くので急いでいるんですと知らせたら一か月くらいしてから痛みだすことが稀にあるから抜かない方がいいと言われました。


この歯を残して世界の秘境に行く方がよっぽど危険なのでほかの歯医者を探すと

大学病院を紹介してくれました。


そこは、当日いきなり押しかけて、

いきなり手術を希望すると月曜日にも関わらずやってくれました。


でも、手術は大変痛いものでした。



最初に麻酔を4、5本打ちました。


びっくりするほど痛かったです。

次に歯茎を切開して、
親知らずが埋まっているのであごの骨を削り、(見ていないけど)


「うんとこしょ、どっこいしょ」ちっとも親知らずは抜けません。


歯が下向きに倒れているので歯を分割して引き抜こうとするんだけど、


「うんとこしょ、どっこいしょ」まだまだ親知らずは抜けません。


しかもとてつもなく痛いのです。


先生は「痛かったら教えてくださいね」と言い、何回か痛いですかと聞いてきたけれど、


教えたところでどうにもならんだろうとしばらく我慢しておりました。


「うんとこしょ、どっこいしょ」 なかなか親知らずは抜けません。

 
でも、あんまり痛いもんだからこらえきれずに


「先生、実はそうとう痛いです」とついに白状すると、


先生は親切なことに、さらに麻酔を3本も打ってくれました。(涙)

その後、先生は必死に私の親知らずをドリルで削り分割し、

パキパキと音を立てながら力いっぱい引っこ抜きました。


「うんとこしょ、どっこいしょ。」それでも、親知らずは抜けません。


歯が割れる音が麻酔の効いた口の中から耳に響いてきて何とも言えぬ気持ち悪さです。


「うんとこしょ、どっこいしょ」 とうとう親知らずは抜けました。


最後に2針縫って終了です。


私はもうあまりの痛さと、一時間の戦いでぜえぜえ息を切らし、汗だくになっていたのでした。


優しい先生は、


私にお疲れ様と言ってタオルをくれました。


まさか歯医者で汗ふきタオルを渡されるとは思いもしませんでした。


しかし、問題は手術が終わってからでした。麻酔が切れると痛みは半端じゃなく、


次の日になるとおたふくの人のようにほっぺたが腫れてしまいましたとさ。





みなさん、歯を大切にね。

2 件のコメント:

まどかのちち さんのコメント...

体が筋肉痛になりませんでしたか?(力の入れ過ぎで)笑。

yujisan さんのコメント...

なりました(笑)。

1500M走を走り切ったかのようでした。