2008年8月30日土曜日

あり得ない食事

さて、新人の炊飯ジャー2号さんの実力を確かめるべく、さっそくご飯を炊いてみました。

おかずをどうしようかなと思ったのですが、妻が日本から送ってくれた食品などの荷物が届いたので、それを使ってみることに。


使ったのは、じゃじゃん!


海苔(味付き)!

ご飯にはワカメふりかけ!!


海鮮ミソスープ(味噌汁に海藻をいれたもの)!!!



そして、高級魚の煮付け(サンマの缶詰)!!!!




いやあ、もう最高です。ここにきてからというもの、海の幸なんて全然食べられない。

超ぜいたく品です。

だからもしも日本でこのメニューが出てきたら「手抜きしたな」とちょっとがっかりするところですが、日本とは違った意味であり得ない食事でした。最高の晩御飯ですね。


あ、ついでに飲み物とおつまみの写真です。左が苦手な白酒。



というわけで、このような品々を送ってくれた妻に感謝です。ありがとう。

そして、炊飯ジャー2号よ、グッドジョブ!さすがだ。


2008年8月28日木曜日

新旧交代式

今夜は我が家にて新旧交代式を執り行った。


去るのはこちら、炊飯器1号さんである。






彼はここへ来たときに受け入れ先の人がスカウトして連れてきてくれた新人だったのだが、

とても粗末なつくりで、頭がパカパカします。


だから、もちろん彼の唯一最大の仕事である「ご飯をたく」という仕事がきちんとできません。


彼にはシュウマイなどの蒸し物を作ることができるという長所もあるのだが、


なにせ私はシュウマイを作る気がない。

しかも、彼はこの町中の電化製品を見て回った結果、最も安い製品(95元=1500円)であることが判明している。



というわけで、先日我が家へ期待のホープがやってくることになりました。


ジャジャジャ ジャーン!!





電子炊飯ジャー2号さんじゃー!

ちょっとごつい体つきに情熱的な。しかもなぜかそのボディには日本語も書かれている。


おそらく「日本語が書いてあると高級品にみえる」というイメージ戦略なのだろう。

日本のバンドとか歌がなんとなく英語なのと同じだ。ともかく、いい仕事をしそうだ。



ちなみに2号さんの契約金は438元(6200円くらい)。

そんなわけで、入団一か月にして戦力外通告を受けた1号さんは今後、自分が中国を去るその日まで、同じく一度も電源を入れてもらうことなく二軍落ちさせられた扇風機ちゃんのお隣で静かに毎日を過ごすことになりそうだ。

誰か彼を新しい職場で採用してくれるといいのだが。

扇風機ちゃんには来シーズンの活躍を期待したいところだが、なにせ寒がりだから彼女の出番が来ることはおそらくないだろう。

ごめんよ。

2008年8月26日火曜日

あわてない、あわてない

今朝学校へ行ったら、昼までずっと停電だった。


パソコンを開けませんでした。


仕事になりません。


体育の授業を見に行ったら用具の入った倉庫があかないということで、子どもたちが遊んでいた。


先生たちも代わりに何をするでもなく、しゃべってた。


授業になりません


昼になったら謝先生が午後は研修でいないから、おまえは午後は来なくていいといわれた。


仕事がありません


せっかくなので、のんびりしようと思い、スーパーへ出かけるついでに 町にただ一軒のファーストフード店へいってチキンカツカレーを食べた。






なかなかのお味だが、選択肢は4つしかありません


夕方、家に帰ってトイレに入ったら断水していた。


お水がありません。


今日はライフラインが二つとも途絶えた。


ガスはもともとありません。


残るは電話だけだ。


日本では当たり前にあったものが当たり前でない生活。


先生も子どもも、町の人も停電でも断水でも授業ができなくても全くあわてない


なけりゃないでしょうがない。出るまで待とうホトトギス。


生活は、望めばきりがない。



でも、ないのはないで面白い。楽しんでしまえばいいだろう。




あ、たった今、蛍光灯が切れました。。。暗闇だ


まあいいや。

2008年8月23日土曜日

斬新すぎます

最近髪が伸びてきたので切ろうと思っていて、日本で買ってきたバリカンを使って朝から自分で散髪をした。

それが不幸の始まりです。

日本製だから信用していたので、普通に刈り始めること1~2分。


初めこそいい調子だったのだが、だんだん怪しげな音に。 ウィーン・・・・・ジ・ジ・ジ。  シ~ン。

あれ?もしや、電池ない? その時、おいらの髪の毛は・・・・








あの、まだ左側しか終わってないんですけど・・・

動揺したものの、「コードをつけたら大丈夫!」と思い、実行するも、シ~ン。


「あそうか、電圧のせいだ」と思い変圧器をつけてみるも、シ~ン。


「充電に時間がかかるのかも!30分の充電で8時間つかえるみたいだ。」と思い中途半端な状態で待つこと30分。



再度チャレンジするも、10秒で電池切れ。シ~ン。

よく見ると8時間の充電で30分使用可とある。ガ~ン



中途半端な状態で待つことさらに4時間。



「今度こそ」試してみるも、シ~ン。



どうなってんのと説明書をみると


「もし、充電しても充電ランプがつかなかったら故障です。お近くの販売店にただちにお持ちください。」





あの~、 『近くの販売店』って、2500キロくらいありますけど。しかも『ただちに』って、あと20か月かかりますから、行くまで。(涙)



で、あきらめて一階にある美容室に行くことに。



どう見ても寝起きの美容師が出てきたので、事情を説明してから「9ミリにして」と注文すると、すごい勢いでアタッチメントなしのバリカンで刈り始めた。


しかし(眼鏡がないので)よく見えないが、どうも変な形になっているような気がして心配になる。しかも作業も心なしか遅くなったような・・・


しばらくしてから確かめてみると、ガ~ン。


ショックで気を失いそうになる。





どこが9ミリだ(汗)。どうみても部分的に3ミリじゃん。


しかも一番重要なてっぺんの部分が一番短いし、ただのうすいあたまのようになっている。


あるいはてっぺんがまっ平らなので正面からみると「トウモロコシの種子か!」とつっこみたくなる。


「短すぎるよ。どこが9ミリなんだよ」と文句をいうと彼女は、





「大丈夫。上の方は早く伸びるから」




そういう問題じゃないだろ。だったら美容師なんかいらないじゃんかと思い、さらに腹が立った。


しかも、明後日から新学期開始で入学式と始業式と先生たちへの紹介もあるんですけど・・・


どうすんのよ、これ?




最後にお金を払うときにいくらか聞いたら






「18・・・・・・6元。」




失敗を認めたな。

2008年8月22日金曜日

そこは路上ですからね

昨日の晩ご飯を食べに出かけると

道端で小さな男の子がズボンおろしてしゃがんでた。

もしやと思ったら案の定。


ウンチしてました(笑)。


人目をさほど気にすることもなく 恥ずかしさも悪びれることもなく している子。

ああ、そういう文化なんだよなあと思いつつ その潔さにちょっと感動。

その子に限らずこの前は店先でおしっこしている女の子見たし。

相手が子どもなら別にそんな嫌な感じはしない。

だが、どう見ても大人がしただろうと思われるものもよくある。もちろん大通りに。

町中の木や草がたくさん植わっている所なんかもう、
ココでどうぞといわんばかりのベストポジションだからすごいことになってます。

さすがに大人は人前ではしないけど、中国のトイレに扉がないのはよくあるし中でも外でも大差ないんだろう。

いやむしろ、外でする方がすぐに乾燥するからよっぽどいいのかも。

でも、その小さい男の子はちゃんと自分で処理して立派だと思う。

日本人なら漏らして泣いて・・・なんて感じだろうから生きていく力がある点で少し感心した。


ただひとつ、食事後に再びそこを通ると紙が落ちていなかったのが気がかりです。

え、あんたは大丈夫かって?
まあ、自分は小さい頃道端に落ちていた「それ」を拾って食べようとしていたらしく、住んでのところでおばあちゃんに止められたそうですけど、何か?

2008年8月21日木曜日

三日坊主になりたい

ここのところようやく仕事(本来は自分の仕事じゃない)を毎日しています。

そう、あれです。ホームページ作り。
初日は停電で何もできなかったんだけど、それからはちゃんと電気も来ています。
ただ、さっぱりやり方が分からないので何にもできないのは同じです。

というわけで、今の自分の課題は、ホームページ作成に欠かせないFlash(絵を動かすプログラムをつくるソフト)とDreamWeaver(ホームページ作成ソフト)の操作方法をマスターすること。

幸い(?)、ネット上に操作方法を教えるサイトがあって、実際に動かしていく様子を確認できるので助かります。
とはいえ、説明全部中国語だからね。
わかんないっての(涙)。

さて、自分のパソコンにインストールしてと。 
あ、もちろんWindowsXP やmicrosoft officeが100円で買えてしまう、著作権の概念がない中国のソフトなので無料です。

夏休みももうあと3日で終わりだから今さらあせっても仕方ないし、これからじっくりやろうかな、

なんて思っていたら謝主任が一言

「ここからここまでのやり方をマスターしてこないとだめだ。」

あまりの量に呆然としていたら、さらに

「ふつうは3か月くらいかかるんだけど、3日でできるようになる必要がある。」
だって。


え、ここにきて「夏休み中にやる」とかいうんですか?


ウソでしょ?今まであんなに余裕かましてたのは何ですか(涙)

2008年8月20日水曜日

北海道へ行った気分

中国には一般的に浴槽がない。



たいていはシャワーのみ。

場合によってはシャワーすらない部屋もある。

そんな場合は一体どうしているのかは知らないがおそらく体をふいているのだろう。




北京にいたときは浴槽があったのでよかったが、アラシャンの部屋にはないので、

ゆっくりと湯につかることができないのが残念だった。




なので、昨日ついに、12元(180円)で買いましたよ。どでかい風呂を!!




みてくれ、この豪華さ!










お湯をためることおよそ1分。完成。

じゃあ早速。失礼してと・・・




きたない足をお見せして申し訳ありませんが、こんな感じ。



しかも、なんと今回は奮発して北京のイトーヨーカドーで買った

ツムラ日本の名湯「登別カルルス」を入れてみました!!


いやあ、北海道の温泉は最高だね。


でも5分後、すぐにぬるくなり帰国。

短い北海道旅行でした。

2008年8月17日日曜日

とんだ災難

 今日は朝から断水。

掃除、洗たくをして、洗濯機に少しずつ水を張り、そろそろ朝ごはんを食べに行こうかと出かけた。
下の食堂で牛肉麺を食べてさて帰ろうかというところであることに気がつく。

鍵がない!?

自分の部屋はJICAの規定に沿って二重扉が付けられていて、オートロック(?)式になっている。

鍵は・・・・部屋の中(汗)

さっきごみ出しした時に一度部屋にもどりソファーの上に置いたんだった。

どうする?アイフル?的に動揺したが、大家さんがいたので事情を説明すると、すごく残念そうに


「鍵は持ってないよ」と一言。   そうか。この扉は特別に付けているから大家さんは持ってないのか(涙)

そこで世話をしてくれている緑で包む会の人(←この人が持ってる)に連絡。出ない。

もう懲りているので、頼りたくないシャオツォンにも仕方なく電話。
案の定出ないけど別にいい。


朝ごはん食べるだけのつもりだったから、サンダルにジャージだしカバンもない。頭ボサボサ。

財布は・・・ある。しかも150元も(2000円くらい)

携帯も・・・ある!   が、電池が切れそう・・・

OICSAの富樫さんに泊めてもらおうと電話すると、電話番号が違う!?


近くの賓館(宿)に泊まろうかと思ったらパスポートないから無理だ。


しばらく家の前で呆然としたあと、とりあえず包む会の事務所に行って、鍵を借りられるか聞いてみることを思いつく。

30分歩いてそのビルにつくも、今日は日曜。休みじゃん。


ドコモショップみたいな店に行き、オリンピック番組見ながら1時間ほど携帯を充電。

その後、途方にくれて少しおかしくなり、なぜか賀蘭山に行ってみようと彼方を目指して歩き出す。
町の外れまで来たあたりで冷静になりとても歩ける距離ではないことに気づき、そしてサンダルだから足が痛くなり、家の前に戻る。(この時間およそ2時間)



最終的に学校の先生に電話し、事情を話すと「家の前で待ってろ」と。


鍵屋を呼んで開けてくれるらしい。

鍵屋がきて作業開始するとものの3分足らずで見事に開いた!

すごい!感動した。こんなに簡単に開けられるなんて。



でも、こんなに簡単に開けられていいのか?鍵って・・・・



その後、これに懲りた自分はそのまま一緒に鍵屋に行き、合鍵を2個つくった。


費用:かぎ開け料 40元
    合鍵2個  10元      

   しめて750円でした。最初から先生に電話すりゃよかった。

   一体それまでの4時間は何だったのか。

2008年8月13日水曜日

お金で買えない価値がある

よく行く食堂のおいしい牛肉面              60円



中国人が好きなぬるいビール              60円 



日本より甘くて大きいメロン               50円


受け入れ先が用意してくれた安い炊飯器       1500円



自分で買った新型電子レンジ            9000円



家までもたない極うすレジ袋               7円




少し街を出ると満点の星空と
  広大な大地に包まれる生活           Priceless





時間に追われないのんびりとした生活        Priceless







本とパソコンが心の支えの生活           Friendless  




お金で買えない価値がある。それ以外はお金次第。

2008年8月12日火曜日

お国柄

よくないことだけ書くと中国の印象が悪いままになりそうなので、今回は一つ中国人の慣習を記すとしよう。


その1
 中国人は煙草をよく吸う。自分が吸うときは必ず近くの人に勧めて分け与える。日本みたいに「一本ちょうだい」みたいなことをいう人はいない。なぜなら必ず自分から相手にあげるから。礼儀なのか思いやりなのかは分からないが、それが中国の慣習。


その2
 いすの下にペットボトルなど、飲み物を置かない。もしかしたらモンゴルのマナーなのかもしれないけれど、とても行儀の(あるいは縁起の悪い)事らしい。小学生に教わった。


その3
 友人や来客に対して、とても厚く歓迎する。食事は必ず食べきれないほど出す。足りないとなると自分のメンツが立たないし、相手に対して申し訳ないと思うようだ。本当に手間暇かけて、これでもかってほどもてなしてくれるのでうれしい気持ちになる。
 日本ならやたら残すのはもったいないという考えがあるが、中国は違う。ちなみにどんな店でも残したものは持って帰れるのでそんなに無駄はない。 しかも、自分たちの日常の食事は非常に粗末だから、お金の使いどころを選んでるって感じです。



その4
 食事は一緒に行こうと誘ったほうがごちそうするのが礼儀。誘った方は意地でも自分が出そうとする。うかつにご飯食べに行かない?なんて言っちゃうとおごることになる場合もある。



その5
 基本的にみんな話し好きで人懐こい。こちらが日本人と分かると、日本人が思っているよりも中国人は日本人に対してマイナスイメージを持っていないし、興味しんしんという感じで話してくれる。
多くの日本人がそうであるように、中国人もとても親切で、やさしい。

 北京で街頭アンケートを取っていたら、下手な中国語で突然話しかけているにもかかわらず、たくさんの人が温かく受け入れてくれた。
 中でも一番感動したのはたとえばベンチに座っている2人に話しかけるとすると、必ずその人たちの間に席を勧めてくれること。誰に話しかけても席を勧めてよく話を聞いてくれたことにとてもおどろき、また中国人のこの点は一番素晴らしいなと感じた。

日本の都会ではなくなってきている他人との交流っていうのがまだまだここ中国には残っているように感じることがある。

日本ではちょっとない慣習や文化がたくさん。お国柄はそれぞれです。

不快感

中国は好きです。でも、やっぱりここは中国。不快に思うことも多い。



その1
  ごみをどこにでも捨てる。ほんとにところ構わず。 環境教育しっかりしようぜ。



その2
 隣の住人が夜中に大声で話す。全く遠慮なく廊下で大声で歌う(酔っ払ってる?)
・・・・・寝てんだよ、こっちは。



その3
 ごみ出しした直後に身なりのちゃんとしたおばさんとすれ違い、笑顔を交わしたのだが、その後なんとなく二階から見下ろすと自分が出したごみを漁ってる。
どうやら空のペットボトルがほしかったみたいだけど、いったいどうするのか。たくさん持って帰っていた。そして開けられたままになっていたおれのごみ袋は一体どうなったのか・・・まじでヤメテ



その4
  くちゃくちゃ音をたてて食べる。
まあ、 小鳥のさえずりと思うことにしよう。



その5
 人が食事してる目の前で、テーブルの下のごみ箱に向かって手鼻かんで鼻くそを飛ばす(左右順番にで押さえてフンッ て)。
これはマジで・・・ひっぱたいてやろうかと思った。 食欲なくなったわ




途上国だからね、こういうのも仕方ないよねと思いつつも不快です。
とくに最後の。

2008年8月6日水曜日

砂漠で遊ぶ?

馬頭琴教室に練習に行くと突然言われた。


今日は練習止めて、みんなで砂漠に遊びに行くんだって!


え?聞いてませんけど・・・ でも、まあいいかということで参加する。


学生の半数は小学生、あとは夏休みにこちらへ帰ってきている大学生とか、社会人とか。いろいろ。 総勢20人ぐらいでバスに乗り込み付近の砂漠へ。










到着すると早速砂山から滑ったり、誰かを引きずり落としたりして遊んでる。


まだ、みんなと親しくなっていない自分は、その様子をあと二人参加している日本の留学生といっしょに眺めていたが、そのうちに子供たちが こちらに子供たちがちょっかいを出してきたので一緒に遊んだ。





その後、摔跤(シュエイジャオ)をやろうと言われ、皆なぜかやたらテンション上がりはじめた




それは、まあモンゴル相撲ってやつで、上半身をつかみあいながら相手を投げ飛ばす遊びでした。


これをひたすらやって相当疲れた後で、今度は自分の足をつかんで行うけんけん相撲。




もういいだろって頃になんと今度はサッカー(涙)


しかも両ゴールを山の上に作るもんだからいちいち砂の山を駆け上がらなければならない。









結局いつ帰るのかと思ったら日が沈む八時くらいになってしまい(バー先生が将棋やってたから)、町に戻ったのは八時半すぎ。


みんなへとへとで、子どもは「これから宿題やらないといけない」ってやや泣きそうに。
でも、夕日はめちゃめちゃきれいだった。



夕方シャオツォンから「砂漠を緑で包む会」のメンバーと一緒にご飯を食べようって言われており、いつ来るんだ、まだ来ないのか何度も何度も電話があり(人の時間にはうるさい)、急いで駆け付ける。

先生が帰り際に一言 こういった。
「疲れてるだろうが、明日の練習は8時からだからな。遅れることは許さんぞ」


その晩、夕食会で白酒の乾杯の嵐にやられ、帰宅後吐きまくり、しんどい朝を迎える。寒気はするし気分が悪い。しかも全身激しい筋肉痛。

本当に 行きたくなかったが、先生の言葉を思い出し、相当がんばって練習に行くと、1時間ほど入り口で待たされた揚句に伝言が届く。



「先生は今日飲みすぎて来れないって」



・・・・おい !!

2008年8月4日月曜日

仕事はじめ

今天终于工作开始。我好久等了。
ようやく職場の人と仕事をする日がやってきました。

今は学校が休みなため、校長から命じられた最初の仕事は 「你应该做网站。」

・・・・ホームページ作り? ようやくそっち系の仕事をしなくて済むと思ったら、中国来てまでまたかって感じです。
履歴書に余計なこと書くんじゃなかった・・・なんて後悔しても仕方ないのだが、しかしこれは・・・

日本語ならまだしも中国語ですよ。どうすんだ一体

で、今日はこれまで2回約束をすっぽかされている小丛(シャオツォン)と、コンピュータ学習の谢主任と初仕事することに。

谢主任はとても優しい感じの人で、中国語もかなり聞きやすい。こちらに合わせて丁寧に話してくれるのでうれしかった。 さて、じゃあパソコンを立ち上げて・・・・と、あれ つかない(汗)。


停電(校内のみ)です。

ここで一句    「パソコンは 電気つかなきゃ ただの箱」   

ガラクタと化したパソコンを傍らに、仕方ないのでどんなホームページにしたいのか伺い、こちらもかるく提案する。 とりあえず今はまだホームページ制作ソフトがないそうなので、こんなのがいいですよ、と紹介して。
電気がないため検索もできないので、 向こうの希望を元に、自分が青写真を絵にしてくることになり終了。 ほんの2時間ほどだったが、なんか楽しくもあり、久しぶりの仕事モード(いや本職は教員なんですけど)にウキウキもしつつ帰宅。

というわけで、なんかいいソフトあったらみなさん教えてください。 中国語版があるといいけど。


あ、小丛(シャオツォン)ですか?今日も来ませんでした。 あいつはもう信用しない・・・

2008年8月3日日曜日

モンゴル族の家庭に泊まる

モンゴル族のナレンさんのお宅を訪問しました。





ちょうど北京に赴任している日本の記者の大橋さん母子がアラシャンに遊びに来ていて、ラクダに乗りたいということで、ついでに一緒に連れて行ってもらうことに。





ちょっと車走らせるだけですぐに何にもなくなるのがここアラシャン。 砂漠化は深刻です。 こんもりとした小さな山は草が生えているところに砂が吹き寄せられてだんだん高くなっていったもので、周りに下草がないことを表し、砂漠化の指標となっています。





同じアラシャン盟(県みたいなもの)とはいえ、日本の2/3ほどの面積があるので移動にも一苦労です。(寄り道をしたので)車を走らせることおよそ4時間。





道々、ヒツジやラクダ、馬などが放牧されていて道路を横断していることが多く、車は彼らが通り過ぎるのを待つしかない。すごい。






ナレンさんの実家は、きたないよと言われていたのですが、想像していたよりずっときれいな家でした。


電気が来ないので風力発電と発電機を併用しているらしい。





ナレンさんのお宅ではラクダ40頭、ヒツジ100頭?、ヤギ400頭、ロバ4頭、犬3匹を飼っている。 今回われわれがくるということでわざわざ1頭400元もする(アラシャンの平均月収の4分の一くらい)ヤギを1頭つぶしてくれ、ごちそうしてくれた。





連れ去られる八木君を仲間の八木(ヤギ)君たちがじっと見つめていてまるで ドナドナのようだった。 ごめんね、八木君。いただきます。





ちょっと八木君たち、みんなで見つめすぎだから・・・






その後、解体作業を経て、われわれにおいしく戴かれました。ほんとにうまい。





残念ながら夜に雨が降ってきたためラクダは帰ってこず、(水を飲みたくなると帰ってくる)ラクダには乗れなかったものの、ロバに乗ったり羊を抱いたりその辺の木の実を食べたりと、とても楽しかった。





夜にはオオカミがやってきて犬がえらい吠えて追い払っていた。 こちらが近づくと逃げるので、よく見えなかったけど真黒でした。





ここにいると時間の流れがとても遅い。音も物もなく、動物とともに暮らす人生。





近くに人がほとんどいないから、家族と過ごす時間がとても長い。それだけに家族のきずなはとても強く見えた。 きっとあんな風に穏やかに人生が過ぎていくのだろう。





ありがとう、皆さん。八木君。大自然。





またいつか行こうと誓い、帰って来たのだが、途中にあった果物の露店で食べた哈密瓜(ハミウリ)がもう本当に甘くて、たぶん糖度18くらいはあったと思う。 これが日本に輸入されるようになったら夕張メロンは絶対に負けます。 マスクメロンも。





なぜならそれら以上に甘い上に、お値段がおよそ一個4~50円ときたもんだ。安すぎだよ。


勝負にならないよ。