2008年10月31日金曜日

ようやく

3日前からずっと断水。

さっき帰ってきたら、ようやく水が来た。

のち、停電。


まじかよ。


せっかく水が出ても、お湯沸かせないじゃん。


シャワー浴びたら凍死する・・・・


でもどうしようもないから、あたりが真っ暗になる前に、食事に出かける。


ビール飲んでおしゃべりして帰ってきたらなんとか復旧してた。



ほっ。




よかった、これでシャワーを浴びられます。



4日ぶりに。


あ~、頭かゆい。

2008年10月27日月曜日

初植林

植林に行ってきました。

砂漠地方なので、日本人が何箇所かで植林活動を行っています。

今回はオトク旗というところで活動している坂本さんが企画したツアーに参加。

元協力隊隊員でもある坂本さんの活動については
以下を参照してください。

今回は2泊3日での参加で片道およそ10時間かけて到着。

到着してすぐに林業局の方や協力してくれている方々、そしてツアー参加者と夕飯、つまり宴会、つまり白酒を飲んだ。

自分がいつも飲んでいるのよりもなんかまずくて、気持ち悪かった。

あとでわかったのだが、いつものは42度。今回のはなんと52度でした。

そりゃ気持ち悪くなります。

肝心の植林は翌朝、なんかまだ頭がふらふらする中2時間ほどかけて移動し、砂漠化が進行する場所へ。

ここオトク旗は雨が比較的多く、地下水もどうやら豊富なようで、自分のいるアラシャンよりもずっと植林の条件が良いと思った。
植林の方法はその辺に生えてる砂柳(シャーリュウ)という草(木?)を切って枝分けし、40㎝くらい掘った穴にさして土を戻す。これだけ。

なるべくその後の管理がいらない方法で、簡単に、費用をかけずに行うというのが坂本さんの方針のようで、なんかちょっと物足りないような感じもしつつ、人の手がなくとも育つやり方が一番だなと実感。
午前中1時間半程度活動し、昼食をとりに村の集会所へ行くとなんかいやな気配。

歌手がいる。

つまりこれは、宴会が始まるという意味。

予想通り、(坂本さんの予定にはなかった)昼間っから本気で白酒の歓迎を受けることになり、でっかい盃で乾杯する。
次第にみんなが部屋から静かに逃げていく。

もう飲みたくないのに、どんどん飲まそうとする。

彼らはただ歓迎したいという思いでやってくれているので受けないわけにもいかず、がんばる。

結局気づけば昼食で3時間も経っていた。

最後に出てきたヒツジ料理はホントにおいしかったけど、酔っ払っていて午後の活動はみんなふらふら。
上の写真は、スコップで穴を掘って車が出られないように、いたずらしてるとこ。
ちなみに移動にパトカーも使っていたんだけど、それにもいたずらしてた。

翌朝、ほとんどの人が帰るようだったので、じゃあ自分もってことで出発したが、実際はそこに残ればまた夜に飲まされるから逃げた。

植林活動に参加できたのは良い体験だったけど、木を植えた時間よりも酒を飲んだ時間の方が3倍くらい長かった旅でした。

今回の活動にはTVクルーもついてきて撮影。前回はテレビ大阪がきていましたが、今回はHBC(北海道文化放送?)でした。自分もちらっとうつるかも。

放送時期はまだ未定。

初雪

ふと眼をやると、そこは雪国だった。
朝、歯を磨きながら何気なく外に目を向けるとそこには白く染まった町があった。
前日の夕方からやけに冷え込んできたなと思っていたら、どうやら夜のうちに雪が降ったらしい。

それもそのはずで前日の20度近い気温から一気に1度まで下がったのだ。
新疆の方から吹き寄せた今年初めての強烈な寒気は内モンゴルの砂漠上空を越えるうちにさらに強まり、ここアラシャンでの初雪となったわけだ。
積雪はおよそ5㎝、たいした量ではないが山の方ではさらに多い積雪があったらしい。
一夜にして山は白化粧を終えていた。
榎本は中国にきて初めて見る雪景色に心が弾んだ。
こんな日は、本来なら家で炬燵に入り、映画でも見ながら時々窓の外に目を移し、雪景色を愛でて過ごすのが榎本は大好きだった。
しかしここは中国、先日から町中に供給が開始された、温水による暖房もさほど効いておらず寒さは体の芯まで凍み込んでくる。
部屋を出ると榎本は前日とはうって変わって低まった気温にうんざりした表情を浮かべた。
だが、雪の降った後に漂うにおいが榎本は好きだ。
山と雪と体を刺すような冷たい風に含まれるその匂いはまるで自分がスキー場にいるかのような気分にさせてもくれる。
職場までの道のりを景色と匂いを楽しみながらも、榎本は日本よりもずっと早い冬の到来に自分が海外にいるのだということを強く実感させられるのだった。

次回につづく(うそ)

2008年10月21日火曜日

ほら見たことか

よく、子どもが怖い映画をみようとすると「あんた夜眠れなくなるよ」なんていいます。

ホントかな?


ホントです。


日曜日、家から出たくなかったのでネットでホラー系の映画を3本見た。
「ホステル」「モーテル」「催眠」

それと、最近三国志にはまっていて、毎日読んでるけど、

戦のたびに結構残酷な表現が出てくる。

さらに、北斗の拳(アニメ)。


こんだけ人が死んだり血まみれになったりするものを一日で見てしまうとさすがに脳がやられます。

怖いからじゃあないけど眠れないし、寝てても頭の中にそんなシーンがいろいろ浮かんできてしまう。

みんな、あんまりホラーものは続けて見ない方がいいですよ。

きっと眠れなくなって、お母さんに言われます。


「ホラー見たことか」って。



まあそんなオヤジギャグがでてくる年頃の私です。

2008年10月18日土曜日

2週間

妻が来た。

国慶節の休みを利用して北京に迎えに行き、久しぶりの北京を満喫したのち、

ここアラシャンへ連れてきた。

サモハン達がいなくなってしまった(いなくなってくれた?)ので最近は本当に静か。カーテンを開けられないことやトイレの汚水漏れはあるものの、そんなに苦しい生活をさせないで済むように環境整備。浄水器や布団、毛布、その他もろもろを整えるいい機会になった。

しかし、まあ仕事もあるのであんまりかまってやることもできずお留守番。

でも家に帰ってきたときに「おかえり」と言ってくれる人がいるってのはいいもんだ。

夕方には近くの丘に散歩に出かけたり、近所でたまたま行われた花火を見に行ったりもしたけれど


帰国前日に、このままアラシャンのどこにもいけないんじゃあんまりだと思って、
知り合いに頼んで砂漠と南寺に連れて行ってもらった。

ほかにもここには書けないいろんな出来事があって大変だったけど、まあ何せ無事にここでの生活を過ごせてよかった。

飛行機苦手なのに、海外苦手なのに、こんな中国の奥地まで来てくれてありがとう。

次は忘れずにビザを取ってきてくださいね。(笑)


初授業

とうとう、ついに、ようやく、やっとこさ、なんとかかんとか

仕事に進展が!!!

今週から授業が行われたのですよ。


なんと日本語教師になりました。(笑)

教える相手はもちろん小学生。授業をすることだけは決まっていたけれども、「誰を何人相手にしてどこで教える」のか、授業が始まる10分前まで何にも教えてもらえなかったのでどうすりゃいいのか分からず、副校長に尋ねる。

どうやら2~5年生らしい。え、一斉に来るの?どうやって教えようか・・・・

なんて考えていたらその場でいろんなこと決めて、あわてて校内放送を入れて、3年生だけを集め出した。

てっきり教室に行ってそのクラス全体に教えるもんだと考えていたのだが、

何事も突然で直前まで物事が決められないのが途上国の常。

しかたない。

んで、授業を一応予定通りやったわけですが、結果は・・・・・・

面白かった~~!!!

いやもちろんそれは自分の感想。彼らにとってはどうだったか分からない。
各クラスから3人ずつ来ている学生も自分の意思で来ているのかどうかも分からないし。
どうやって選ばれているのか気になるところ。

いろいろ疑問があったので授業後にほかの先生に聞いたところ、月曜は3年生、火曜は2年生みたいに曜日毎に学年を分けたらしい。ということは週1の授業ということに。

一体何回授業をするのかも分からなかったので授業計画に困っていたがどうやら来年1月まではやるらしい。

でも、週1のペースで何を教えようか。

しかも相手は小学生。どれほどやる気があるのかも分からないし。

先生は子供のレベルを見て決めろという。それは当然そうするんだけど、週1。

系統だてて教えるには頻度が少なすぎるよなあ・・・・


まあでも、とりあえず自分にとっては初の中国語での授業!!!ということで

発音の問題も子どもに教えてもらいつつ勝手に楽しんじゃいました。

やっぱ授業は楽しい。生きてる感じがする。

あとはPC隊員→日本語教師ときて、次は本当に小学校(美術)教師になれるのかってところが疑問です。

道のりは長城のように長い。

2008年10月4日土曜日

インディアンウォーク

インディアンウォークというものを知っているだろうか。

いいえ、別に口に手を当ててアオアオ言いながら火の回りを踊るわけではありません。

人類文化学の研究者だか誰だかがインディアンの歩き方がとても速いことに気が付き、研究して発見したらしい歩き方。

速くて疲れない、究極の歩き方を!!!

モデルは小学4年生の遼太郎君です。
どこまで本当でどこからがガセなのかわかりませんが、一見の価値ありです。

なんせ本当に速く歩けるし、疲れない。

歩き方はいたって簡単。
インディアンウォークの仕方。2歩普通に歩いて、3歩目を大きくする。これだけ。

おいしい肉じゃがの作り方も簡単、醤油とみりん1:1、これだけ。

インド人もびっくりです。

そして今、あなたはこれを試してみたくて仕方ないでしょう。

よし今すぐ外に出て試すんだ!そして日本中にはやらせよう。インディアンウォークを!!!

北京旅行

中国では国慶節という祝日があります。日本でいう建国記念日です。

その祝日が今年からやたら長い連休に変わったので、北京に行ってきました。目的は妻を迎えに行くことと、ストレス発散。

久しぶりの北京にわくわくしながら飛行機に乗り、眼下に黄河を眺めて1500キロかなたの首都へ。
2か月半ぶりの北京はオリンピック前とはまた違った感じになっており、結構きれいでした。

内モンゴルで知り合った大橋さん親子と再会し、北京在住の院生とその彼氏にも知り合うことができました。

だんだん中国の知り合いが増えていくのがとてもうれしい。

また、妻が来てからは万里の長城(3度目)に行ったり、明朝の皇帝や皇后の墓がある十三稜に行ったり、またすごくおしゃれで懐かしい感じのする町並みに改築して作った鼓楼大街に行ったりした。そして、懐かしい日本食を食べに行き、刺身や明太子、サバの味噌煮に軽く涙して、北京を満喫してまいりました。

でも、こちらへ戻ってみて改めて認識。あれはホントの中国じゃないなあ。
地方を見ずして中国を見たとは言えない。ここにはまだまだ発展途上の国家があり、不便で不衛生な生活がある。

地下鉄や高層ビル、高速道路、水洗トイレ、コンビニ、ないものをあげればきりがないし、生活の水準も全く違う。家賃は10倍ちかく違うかもしれない。

たんなる旅行者としてはもうこの国を楽しむことはできないかもしれないなあ。