2009年1月7日水曜日

再入国ビザ物語

1月末にフィリピンに行く予定です。
中国に戻る時に再入国ビザが必要なのでその手続きをすることに。

はじめに警察へ行くと(町には外国人がほとんどいないから)案の定どうしたらいいかよくわからないらしく、アラシャン政府の外事办公室に行くようにと言われる。

日本でいう市庁舎みたいなところの、ある部署です。
ちなみに、外事办公室(がいじばんごんし)というのは、外国人の接待などの対応をする部門、つまり対外関係の処理を行う場所です。

その場所へ友人について来てもらっていくと、そこの担当者の女が友人に言った。 モンゴル語なのでよく分からなかったがこう言ったらしい。

「なんで外国人なんて連れてくるのよ!!私は関係ないわ!」

警察で言われたから行っただけなのに、叱られた。

その後担当者は中国語で言う。 「私は中国人民の外事事務員(←こいつ主任)だ。外国人のための事務員じゃない。だからできない。分かる?」


「ああなるほど、って・・・分かるかぁあああ!!」と内心思ったけどそれは言わず、できる限り大人の対応をする。

「じゃあなんで外事っていうのさ。これがあなたの仕事でしょ。」

その人もめげません。

「私は関係ない」

繰り返しますが、外事办公室(がいじばんごんし)というのは、外国人の接待などの対応をする部門、つまり対外関係の処理を行う場所です。


友人「じゃあ、フフホト(内モンゴル自治区の首都)の外事事務所に電話して聞いてみてください。」

女「いや。私は電話しない。」

繰り返しますが、外事办公室というのは・・・・・・


友人、帰り道超激怒。そりゃそうだ。

翌日、JICAに連絡。調整員も苦笑。

今度はJICA経由でフフホトの外事办公室(上級の組織)に連絡を取り、手続きの方法を調べてもらう。

学校で書類を作って、例の事務所から承認の書類をもらって持ってくるようにとのこと。

アラシャンの事務員に分からないことがあったら、そいつにフフホトに電話させてとの根回しもした。 でもいやな予感。


CPが書類を持って行く。


帰ってくる。


CP怒ってる。



CP「ダメだ。そんなのやらないって言われた。」

俺「フフホトに電話すればいいって話は?」

CP「『私は電話しない』って。」

俺「やっぱりね。あの人は何も仕事しないんだよ。ほんと腹立つわ。」

CP「あれはだめだな。俺もあいつ嫌い。もう会いたくない。」

俺「ごもっとも。」

その後、フフホトに電話し事情を説明すると、まずパスポートのコピーをファックスで送って、書類持って直接来いとのこと。

さて、735KM離れたフフホトへ一人で行くのでいったいどうなる事やら。 たどりつけるか、そして仕事してくれるか。フィリピンへは行けるのでしょうか。

不安です。

物語の結末に乞うご期待。

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