2008年8月12日火曜日

お国柄

よくないことだけ書くと中国の印象が悪いままになりそうなので、今回は一つ中国人の慣習を記すとしよう。


その1
 中国人は煙草をよく吸う。自分が吸うときは必ず近くの人に勧めて分け与える。日本みたいに「一本ちょうだい」みたいなことをいう人はいない。なぜなら必ず自分から相手にあげるから。礼儀なのか思いやりなのかは分からないが、それが中国の慣習。


その2
 いすの下にペットボトルなど、飲み物を置かない。もしかしたらモンゴルのマナーなのかもしれないけれど、とても行儀の(あるいは縁起の悪い)事らしい。小学生に教わった。


その3
 友人や来客に対して、とても厚く歓迎する。食事は必ず食べきれないほど出す。足りないとなると自分のメンツが立たないし、相手に対して申し訳ないと思うようだ。本当に手間暇かけて、これでもかってほどもてなしてくれるのでうれしい気持ちになる。
 日本ならやたら残すのはもったいないという考えがあるが、中国は違う。ちなみにどんな店でも残したものは持って帰れるのでそんなに無駄はない。 しかも、自分たちの日常の食事は非常に粗末だから、お金の使いどころを選んでるって感じです。



その4
 食事は一緒に行こうと誘ったほうがごちそうするのが礼儀。誘った方は意地でも自分が出そうとする。うかつにご飯食べに行かない?なんて言っちゃうとおごることになる場合もある。



その5
 基本的にみんな話し好きで人懐こい。こちらが日本人と分かると、日本人が思っているよりも中国人は日本人に対してマイナスイメージを持っていないし、興味しんしんという感じで話してくれる。
多くの日本人がそうであるように、中国人もとても親切で、やさしい。

 北京で街頭アンケートを取っていたら、下手な中国語で突然話しかけているにもかかわらず、たくさんの人が温かく受け入れてくれた。
 中でも一番感動したのはたとえばベンチに座っている2人に話しかけるとすると、必ずその人たちの間に席を勧めてくれること。誰に話しかけても席を勧めてよく話を聞いてくれたことにとてもおどろき、また中国人のこの点は一番素晴らしいなと感じた。

日本の都会ではなくなってきている他人との交流っていうのがまだまだここ中国には残っているように感じることがある。

日本ではちょっとない慣習や文化がたくさん。お国柄はそれぞれです。

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