2008年8月3日日曜日

モンゴル族の家庭に泊まる

モンゴル族のナレンさんのお宅を訪問しました。





ちょうど北京に赴任している日本の記者の大橋さん母子がアラシャンに遊びに来ていて、ラクダに乗りたいということで、ついでに一緒に連れて行ってもらうことに。





ちょっと車走らせるだけですぐに何にもなくなるのがここアラシャン。 砂漠化は深刻です。 こんもりとした小さな山は草が生えているところに砂が吹き寄せられてだんだん高くなっていったもので、周りに下草がないことを表し、砂漠化の指標となっています。





同じアラシャン盟(県みたいなもの)とはいえ、日本の2/3ほどの面積があるので移動にも一苦労です。(寄り道をしたので)車を走らせることおよそ4時間。





道々、ヒツジやラクダ、馬などが放牧されていて道路を横断していることが多く、車は彼らが通り過ぎるのを待つしかない。すごい。






ナレンさんの実家は、きたないよと言われていたのですが、想像していたよりずっときれいな家でした。


電気が来ないので風力発電と発電機を併用しているらしい。





ナレンさんのお宅ではラクダ40頭、ヒツジ100頭?、ヤギ400頭、ロバ4頭、犬3匹を飼っている。 今回われわれがくるということでわざわざ1頭400元もする(アラシャンの平均月収の4分の一くらい)ヤギを1頭つぶしてくれ、ごちそうしてくれた。





連れ去られる八木君を仲間の八木(ヤギ)君たちがじっと見つめていてまるで ドナドナのようだった。 ごめんね、八木君。いただきます。





ちょっと八木君たち、みんなで見つめすぎだから・・・






その後、解体作業を経て、われわれにおいしく戴かれました。ほんとにうまい。





残念ながら夜に雨が降ってきたためラクダは帰ってこず、(水を飲みたくなると帰ってくる)ラクダには乗れなかったものの、ロバに乗ったり羊を抱いたりその辺の木の実を食べたりと、とても楽しかった。





夜にはオオカミがやってきて犬がえらい吠えて追い払っていた。 こちらが近づくと逃げるので、よく見えなかったけど真黒でした。





ここにいると時間の流れがとても遅い。音も物もなく、動物とともに暮らす人生。





近くに人がほとんどいないから、家族と過ごす時間がとても長い。それだけに家族のきずなはとても強く見えた。 きっとあんな風に穏やかに人生が過ぎていくのだろう。





ありがとう、皆さん。八木君。大自然。





またいつか行こうと誓い、帰って来たのだが、途中にあった果物の露店で食べた哈密瓜(ハミウリ)がもう本当に甘くて、たぶん糖度18くらいはあったと思う。 これが日本に輸入されるようになったら夕張メロンは絶対に負けます。 マスクメロンも。





なぜならそれら以上に甘い上に、お値段がおよそ一個4~50円ときたもんだ。安すぎだよ。


勝負にならないよ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

動物が好きだったんですね。
仲良さそうで…
誕生日プレゼントは犬にします。

匿名 さんのコメント...

>匿名さん
犬・猫は嫌いです。
でも、ミコとか一部の犬は好き。誕生日プレゼントなら魚がいい。